ビッグデータなど膨大な量の独立したデータを収集、蓄積し、分析できるレベルの情報形式までの抽出・操作を行うデータサイエンティストの年収が気になる人も少なくないでしょう。
ITの専門知識やデータ解析、そしてビジネスやマーケティングなど複合的な分野の知識や視点も持ち合わせているデータサイエンティストは、その専門性とその職種の需要の高い伸び率によって、慢性的な人手不足が叫ばれていることもあり、年収は他の職種に比べて比較的高く設定されています。
事実、日本の正社員のデータサイエンティストの平均年収は730万円で、国税庁が発表している平成30年の日本人全体の平均年収の441万円とくらべてもおよそ60パーセントも高いことが分かっています。
ちなみに男性は女性よりも年収が高くなる傾向があり、40代のデータサイエンティストの年収は男性は約760万円、女性は約550万円です。
年齢別で比較してみると、新卒やまだ経験が浅い20代は年収400万円程度ですが、より深い知識を得てチームや会社に貢献するレベルや年齢にあわせて段階的に年収も上昇し、最大年収が得られると言われる50代後半では平均年収790万円にまで達します。
地域別ではやはり大企業や主な産業のオフィスが集まる東京、大阪、福岡の順で平均年収が高い傾向が見られます。
取り扱う専門性の高さや、市場の需要の高さ、企業もより優秀なデータサイエンティストの確保のため、など様々な要素が相まって、給与水準が高く設定される傾向にあるのがデータサイエンティストです。